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入選 森に融けこむ住処

制作者
東京大学大学院
福田泰之(新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻)
國江悠介(工学系研究科建築学専攻)

人はつくづく好き勝手な生き物である。

豊富な木の資源がありながら、用途に合わせた木を
求め植樹した。
しかし、安価で安定供給されるものが現れた途端、
見放し使わなくなった。
人工林は人の手から離れることはできない。
山々は荒廃していった。

今人々が置かれている状況は変革の時を迎えている。
異常気象/木を用いるムーブメント/人々の田舎に対する憧れ
都市に対する疲弊
その時人が縋るものは又しても自然や木なのだ。

そろそろ木と共に生きてみてもいいのではないか。

子供を慈しむように、猫と遊ぶように
手入れし、寄り添い、四季折々の景色を愛でる。

そんな木が喜ぶような家。

01.PROLOGUE
 木材は再生可能かつ炭素固定できる環境負荷が少ない素材
 であるため、国内外から再注目されている。

02.SITE
 東京 奥多摩

03.RESIDENTS
 会社の従業員の為の体験型住宅。
 希望する家族が一ヶ月ごとに交代で入居し、会社の業務を
 行いながら週末には林業組合のサポートを受け林業を体験する。

04.DIAGRAM
 origin
 高さを求め上へ伸びるのではなく横に伸びる。
 平面的パースペクティブは日本的空間体験を再現する。
 plan
 木々を避け、溶け込むように随所に曲線を用いる。
 roof
 天高の変化が多様な空間体験を生む。
 constitution
 鳥居のオマージュとしての連続的なフレーム

05.SCHEME
 1.都内のとある企業が林業組合と連携
 2.企業が建設費を出して、体験型住宅を建設
 3.滞在した家族の林業体験によって、手入れの
  行き届いた杉林へと徐々に変容する。
 4.ウッドマイレージの効率化、地産地消が行われ、
  新たな林業サイクルが生まれる。

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